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2.5tを超える3列シートのSUVと聞くと、『BMW X7って、ガソリンをすごく食うんじゃない?』と心配になりますよね。
結論から言うと、ディーゼルの xDrive40d はWLTCモードで11.8km/L、V8の M60i xDrive は7.9km/Lです(BMWジャパン公式 2026年8月以降生産車両)。燃料の種類も違うので、年1万km走ると燃料代は年10万円ほど差が出ます。
この記事を読めば、カタログ値と実際の燃費の差の考え方と、満タンでどこまで走れるかが分かります。
BMW X7の燃費はカタログでいくら?
X7の公式燃費(WLTCモード・国土交通省審査値)は、xDrive40d Excellence/M Sport が11.8km/L(軽油)、M60i xDrive が7.9km/L(ハイオク)です(BMWジャパン公式主要諸元 2026年8月以降生産車両)。
X7の燃費は、グレードというより、エンジンで2つに分かれます。40dの2モデルは同じエンジンなので、燃費も同じなんです。
| モデル | エンジン | 燃料 | WLTC | 市街地 | 郊外 | 高速 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| xDrive40d Excellence | 3.0L直6ディーゼル+48V | 軽油 | 11.8km/L | 7.9 | 12.7 | 14.2 |
| xDrive40d M Sport | 同上 | 軽油 | 11.8km/L | 7.9 | 12.7 | 14.2 |
| M60i xDrive | 4.4L V8ガソリン+48V | ハイオク | 7.9km/L | 5.4 | 8.4 | 9.4 |
40dはJC08モードの値(13.5km/L)も載っていますが、今の基準はWLTCです。比べる時はWLTCでそろえておきましょう。
車両重量は40dが2,560kg、M60iが2,610kgです(公式値)。この重さで、40dが2桁の燃費を出しているのは、なかなかの数字だと感じる方も多いはずです。
ちなみに、40dは「令和12年度燃費基準85%達成車」と公式価格表に書かれています。

実燃費はカタログ値とどれくらい違う?
『カタログ値どおりには走らないでしょ?』という声が聞こえてきそうです。
その通りで、実際の燃費は、走る場所・季節・乗る人数で変わります。ここで役に立つのが、WLTCの中にある「市街地・郊外・高速」の3つの数字なんです。
街中が多い人は「市街地モード」、遠出が多い人は「高速モード」の数字を目安にすると、実際の感覚に近くなりやすいです。
例えば40dなら、街乗り中心だと市街地モードの7.9km/L、高速道路の移動が多いなら14.2km/Lが目安になります。同じ車でも、使い方でほぼ倍近い差が出るんです。
M60iも同じで、市街地5.4km/L、高速9.4km/Lです。
もう一つ、ざっくりの考え方を紹介しますね。実燃費がカタログ値の8割くらいになったと仮定すると、こんな数字になります。
| モデル | WLTC | 8割と仮定した場合 |
|---|---|---|
| xDrive40d | 11.8km/L | 約9.4km/L |
| M60i xDrive | 7.9km/L | 約6.3km/L |
この「8割」はあくまで計算のための仮の値です。実際は運転の仕方で上にも下にも振れます。
燃費が悪くなりやすい場面
- 1回の移動が短く、エンジンが温まる前に着いてしまう
- 渋滞が多い街中を走る
- 冬場の暖機やエアコンを強く使う
- 7人乗車や荷物満載で走る
- 大径ホイール(22・23インチ)を履いている
特に短い距離の繰り返しは、ディーゼルでもガソリンでも燃費が落ちやすい乗り方です。
燃費を少しでも良くするには
X7のような重い車でも、乗り方で燃費は変わります。特別な道具はいらないので、できるところから試してみてください。
- タイヤの空気圧を月に1回は見ておく
- 発進はじわっと、止まる時は早めにアクセルを離す
- 使わない荷物を積みっぱなしにしない
- 短い距離の移動はまとめて済ませる
- ドライブモードを用途に合わせて選ぶ
特に空気圧は見落としやすいポイントです。X7はランフラット・タイヤが全モデル標準で、空気が減っても気づきにくいことがあります。
タイヤ空気圧モニタリング・システムも標準なので、警告が出たら早めに見てもらいましょう。タイヤの話はX7のタイヤサイズと交換費用にまとめています。
燃料タンクの容量と、満タンで走れる距離は?
- xDrive40d(Excellence/M Sport):80L・軽油
- M60i xDrive:83L・無鉛プレミアム(ハイオク)
X7のタンクは、40dが80L、M60iが83Lです。英語でいう fuel tank capacity は、ほぼ同じくらいなんですね。
では、満タンでどこまで走れるか、公式燃費で計算してみます。
| モデル | タンク | 市街地モード | WLTC | 高速モード |
|---|---|---|---|---|
| xDrive40d | 80L | 約632km | 約944km | 約1,136km |
| M60i xDrive | 83L | 約448km | 約656km | 約780km |
タンクを空から満タンにした時の計算です。実際は燃料が残っているうちに給油するので、この距離より手前で入れることになります。
『40dなら東京から大阪まで無給油で行けそう?』と思った方もいるかもしれませんね。
東京と大阪の間は高速道路でおよそ500km前後です。40dなら、高速モードの数字を見る限り、余裕を持って届く計算になります。M60iも届く計算ですが、帰り道の前に給油が必要になりそうです。

年間の燃料代はいくらかかる?
ここが一番気になるところですよね。燃料の単価は地域と時期で変わるので、この記事では仮に軽油160円/L、ハイオク190円/Lで計算します。
| モデル | 年5,000km | 年1万km | 年1万5,000km |
|---|---|---|---|
| xDrive40d(11.8km/L・軽油160円) | 約6.8万円 | 約13.6万円 | 約20.3万円 |
| M60i xDrive(7.9km/L・ハイオク190円) | 約12.0万円 | 約24.1万円 | 約36.1万円 |
年1万kmで、40dとM60iの差はおよそ10.5万円です。燃費の差に、軽油とハイオクの単価の差が重なるので、思ったより開くんです。
先ほどの「実燃費がWLTCの8割」の仮定で計算し直すと、年1万kmで40dは約16.9万円、M60iは約30.1万円になります。少し多めに見ておきたい方は、こちらの数字で考えてみてください。
満タン1回あたりの金額
空から満タンにした場合、40dは80L×160円で約12,800円、M60iは83L×190円で約15,770円です。
100kmあたりの燃料代に直すと、40dは約1,360円、M60iは約2,400円になります(公式WLTC・上の仮の単価)。
40dは軽油、M60iはハイオク指定です。ディーゼル車にガソリンを入れる、またはその逆は故障の原因になります。給油の前にもう一度確かめておきましょう。
給油口の位置や開け方はX7の「場所と開け方」まとめで見ています。
年式で燃費の数字は違う?
実は、同じ後期型のX7でも、生産時期によって公式の燃費が違います。中古を見る方は、ここを知っておくと数字に惑わされません。
| 時期 | xDrive40d | M60i xDrive(前期はM50i) |
|---|---|---|
| 前期 2021年4月版 | 11.9km/L | 7.5km/L(M50i) |
| 前期 2022年5月版 | ー | 7.8km/L(M50i) |
| 後期 2023年10月〜2025年3月生産分 | 12.4km/L | 8.2km/L |
| 後期 2025年8月版以降 | 11.8km/L | 8.2km/L |
| 後期 2026年4月生産分以降 | 11.8km/L | 7.9km/L |
いずれも公式価格表に載っている値です。40dは2025年4月生産分の価格表で「再認可中」として空欄になり、その後11.8km/Lに変わっています。
『じゃあ、古い年式の方が燃費がいいの?』と思うかもしれません。
ただ、これは公式に載る数字が変わったという話です。年式の違いで実際の燃費がどれだけ変わるかは、乗り方の差の方が大きくなりやすいです。
前期と後期の違いはX7現行G07後期の特徴で詳しく見ています。
40dとM60i、燃費で選ぶならどっち?
結論から言うと、燃料代を重く見るなら40dが有利です。年1万kmでも年10万円前後の差が、毎年積み重なります。
- 年間の走行距離が多い
- 高速道路での長距離移動が多い
- 給油の回数を減らしたい
- 燃料代を抑えたい
- 燃料代は40dの2倍近くになりやすい
- ハイオク指定で単価が高い
- 満タンで走れる距離が短い
- 自動車税も40dより年25,500円高い
M60iは530psのV8で、0-100km/h 4.7秒(ヨーロッパ仕様車値・自社データ)という加速が魅力です。燃費はその代わりと割り切れるかで考えてみてください。
例えば、こんなやりとりを想像してみてください。
「家族で月に1回は遠出します。M60iの加速も気になるんですが…」
「年間の距離が多いなら、まず40dで燃料代を計算してから比べてみるといいですよ」
ディーゼルの特徴をもっと知りたい方はX7 xDrive40dのディーゼルは買い?、V8の詳しい話はX7 M60i xDriveとは?にまとめています。
燃費以外の維持費も一緒に見ておこう
燃料代はX7の維持費の中で大きな部分ですが、全部ではありません。
| 項目 | xDrive40d | M60i xDrive |
|---|---|---|
| 自動車税(年) | 50,000円 | 75,500円 |
| 燃料代(年1万km・仮の単価) | 約13.6万円 | 約24.1万円 |
| 合計 | 約18.6万円 | 約31.6万円 |
これに、任意保険・車検・タイヤ・駐車場が加わります。X7は全モデルにエアサスが付くので、年数が経った車では足回りの修理代も考えておきたいところです。
エアサスの話はX7のエアサス故障と交換費用で詳しく見ています。
年間の維持費の全部の内訳はX7の維持費は年間いくら?にまとめました。
購入の総額まで考えるなら、X7の値引き相場と交渉の順番もあわせてどうぞ。
よくある質問
BMW X7の燃費はいくらですか?
WLTCモードで、xDrive40d(Excellence/M Sport)が11.8km/L、M60i xDriveが7.9km/Lです(BMWジャパン公式 2026年8月以降生産車両)。
BMW X7の燃料タンクの容量は?
xDrive40dが80L、M60i xDriveが83Lです。40dは軽油、M60iはハイオクを入れます。
X7の実燃費はどれくらいですか?
乗り方で変わります。街乗り中心なら市街地モード(40d 7.9km/L・M60i 5.4km/L)、高速中心なら高速モード(40d 14.2km/L・M60i 9.4km/L)が目安になります。
満タンで何km走れますか?
公式WLTCで計算すると、40dは約944km、M60iは約656kmです。実際は乗り方と給油のタイミングで短くなります。
40dとM60iで燃料代はどれくらい違いますか?
年1万km、軽油160円・ハイオク190円の仮の単価で、40dが約13.6万円、M60iが約24.1万円です。差はおよそ10.5万円になります。
まとめ
- 公式燃費はxDrive40dが11.8km/L(軽油)、M60i xDriveが7.9km/L(ハイオク)
- 実燃費は市街地・高速モードの数字を目安にすると考えやすい
- タンクは40dが80L、M60iが83Lで、満タン走行距離はWLTCで約944kmと約656km
- 年1万kmの燃料代は40dが約13.6万円、M60iが約24.1万円(仮の単価)
- 同じ後期型でも生産時期で公式燃費の数字が違う




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