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X7の中古車を見ていると、2019年から2022年の前期型がぐっと手の届く価格で並んでいますよね。
『旧型でも大丈夫?』と迷う方に、結論から言います。車の骨格は後期と同じなので、モデル名と整備の記録さえ見極めれば前期は十分に選べる選択肢です。
この記事では、前期の3つのモデルの違いと、中古で確かめたい点が分かります。
BMW X7の前期(旧型)とはいつの車?
X7の前期は、2019年6月24日の日本発売から、2022年11月15日に後期型が出るまでのG07です。X7はG07が初代なので、「旧型」と言われる車はこの前期のことです。
『旧型と聞くと、ずいぶん古い車に思える』という方も多いはずです。
ただ、X7は前期も後期も同じG07です。ボディの大きさやホイールベースはほとんど変わっていません。
| 項目 | 前期(2019〜2022年) | 後期(2022年11月〜) |
|---|---|---|
| 全長 | 5,165mm | 5,170mm |
| 全幅 | 2,000mm | 2,000mm |
| 全高 | 1,835mm | 1,835mm |
| ホイールベース | 3,105mm | 3,105mm |
前期は発売時の公式リリース、後期は2026年8月以降生産の公式主要諸元の値です。
全長が5mm伸びたのは、顔まわりのデザインが変わったためと考えられます。3列シートの7人乗りという基本は前期も後期も同じです。
型式と年式の見分け方は、X7の型式と年式の見分け方 で詳しく書いています。
前期の35d・40d・M50iは何が違う?
前期で迷いやすいのが、モデル名が3つあることですよね。
実は、ディーゼルは途中で35dから40dに変わっています。ガソリンのV8はずっとM50iです。
| 項目 | xDrive35d | xDrive40d | M50i |
|---|---|---|---|
| 主な時期 | 2019年発売時 | 2021年4月の価格表〜 | 前期の全期間 |
| エンジン | 直6ディーゼル | 直6ディーゼル+48V | V8ガソリン |
| 出力/トルク | 265ps/620Nm | トルク700Nm | 530ps/750Nm |
| WLTC燃費 | 公式資料で未確認 | 11.9km/L(2021年4月版) | 7.5km/L(2021年4月版) |
| 車両重量 | 2,420kg(発売時) | 公式資料で未確認 | 2,580kg(発売時) |
出典は、発売時の公式リリースと2021年4月の公式価格表です。M50iの燃費は、2022年5月の価格表では7.8km/Lになっています。
40dは48Vマイルド・ハイブリッド(モーター6.9kW)が付き、トルクが620Nmから700Nmに上がりました。
『35dと40d、どっちがいい?』と聞かれたら、予算に余裕があれば40dをおすすめします。年式が新しく、トルクにも余裕があるからです。

M50iは今でも速い?
M50iの0-100km/hは4.7秒です(発売時の公式リリース)。
後期のM60i xDriveも同じ4.7秒(欧州仕様値)なので、加速の数字では見劣りしません。違いは48Vハイブリッドの有無と燃費、そして燃料代です。
V8のX7をもっと知りたい方は、M60i xDriveと旧M50iの違い も読んでみてください。
前期の40dと後期の40dはどれくらい違う?
『同じ40dなら、前期でも後期でも中身は一緒?』と思う方もいますよね。
エンジンのトルクは、前期も後期も700Nmで同じです。違うのは、組み合わさるモーターの力と燃費です。
| 項目 | 前期 xDrive40d(2021年4月版) | 後期 xDrive40d(2026年8月以降生産) |
|---|---|---|
| エンジンのトルク | 700Nm | 700Nm |
| 48Vのモーター | 6.9kW | 9kW(12ps)/200Nm |
| システム出力 | 公式資料で未確認 | 352ps/720Nm |
| WLTC燃費 | 11.9km/L | 11.8km/L |
| 燃料タンク | 公式資料で未確認 | 80L |
燃費の数字は、前期と後期でほとんど変わりません。走りの面では、前期の40dでも十分に余裕があると考えてよさそうです。
違いを感じやすいのは、やはり画面と顔まわりのデザインなんです。
前期の新車価格はいくらだった?
中古車の値付けを見る時は、新車でいくらだったかが目安になります。
価格はすべてBMWジャパン公式価格表の消費税込みです。
| 時期 | ディーゼル | M50i |
|---|---|---|
| 2019年6月(消費税8%) | 35d 10,790,000円/Design Pure Excellence 12,060,000円/M Sport 12,420,000円 | 15,660,000円 |
| 2019年10月(消費税10%) | 35d 10,990,000円/Design Pure Excellence 12,290,000円/M Sport 12,650,000円 | 15,950,000円 |
| 2021年4月 | 40d Standard 11,140,000円/Design Pure Excellence 12,500,000円/M Sport 12,860,000円 | 16,230,000円 |
| 2022年5月(前期最終) | 40d Design Pure Excellence 12,690,000円/M Sport 13,060,000円 | 16,560,000円 |
前期のスタートは1,079万円でした。今の後期は、一番安いxDrive40d Excellenceでも14,590,000円です(2026年8月以降生産・消費税込)。
新車価格だけで比べても、前期と現行には350万円以上の差があるんです。これが、前期の中古が手頃に見える理由の1つです。
2021年4月の価格表には、40dの装飾を抑えた「Standard」がありました。2022年5月の価格表には載っていません。廃止の時期は公式資料で確かめきれていないので、中古車では装備の内容を個体ごとに見ておきましょう。
後期と比べて前期で困ることはある?
『安いのはいいけど、何か我慢することになる?』と気になりますよね。

結論から言うと、走りや広さで困ることは少ないです。差が出るのは室内の画面とデザイン、そして年数が経った分の状態です。
| 項目 | 前期 | 後期 |
|---|---|---|
| ライト | 1段 | 上下2分割 |
| キドニー・グリル | 光らない | アイコニック・グロー |
| 画面 | 別々のディスプレイ | カーブド・ディスプレイ(12.3インチ+14.9インチ) |
| シフト | シフト・レバー | レバー廃止・パドル全車標準 |
| ナビ | 前期の世代 | ARナビ |
| 48Vハイブリッド | 2021年以降の40dに記載 | 全モデル |
画面とナビは、毎日触れる場所です。新しい操作感にこだわるなら、後期を選んだ方が満足しやすいはずです。
一方で、シフト・レバーがある方が操作しやすいと感じる人もいます。ここは好みで分かれるところですね。
後期で何が変わったかは、G07後期の特徴 で詳しく書いています。
- 予算を抑えて3列シートの大型SUVに乗りたい
- 画面の新しさより、広さと乗り心地を重視する
- 整備記録のしっかりした個体を探す手間を惜しまない
- 光るグリルや新しい顔つきが欲しい
- 新しいiDriveの画面とARナビを使いたい
- 保証が長く残っている車を選びたい
前期の中古で確かめたいことは?
ここが一番大事なところです。前期は登録から年数が経っているので、個体による差が大きくなります。
X7は全車に4輪アダプティブ・エア・サスペンションが付いています。エアサスは高額になりやすい部品なので、前兆が無いか見ておきましょう。
- 整備記録簿があり、点検を続けて受けているか
- エンジンを切って少し置いた時に、車高が片側だけ下がっていないか
- タイヤが全部ランフラットで、溝と製造年が十分か
- 画面やナビ、カメラが正常に動くか
- ディーゼルならアドブルーの警告が出ていないか
- 新車時の保証や、販売店独自の保証がどれだけ残っているか
エアサスの前兆と費用の考え方は、X7のエアサス故障と交換費用 にまとめました。
『認定中古車と一般の販売店、どちらで買うべき?』という声もありますよね。
BMW認定中古車は点検と保証の仕組みが整っている分、価格が高めになりやすいです。一般の販売店なら安い個体も見つかりますが、保証の中身を自分で確かめる必要があります。
車両本体の安さだけで決めて、タイヤとエアサスの交換が続いてしまうケースです。前期は消耗品の交換時期が重なりやすいので、購入前に見積もりの中身まで確かめておきましょう。
前期の中古はどんな人に向いている?
結論から言うと、前期の中古は「X7の広さと乗り心地を、予算を抑えて手に入れたい人」に向いています。
例えば、こんな場面を考えてみてください。
「家族6人で旅行に行くことが多いけど、新車の1,500万円は厳しい」
「それなら、前期の40dで状態の良い個体を探すのが現実的かも」
前期の中では、年式が新しい40dが探しやすく、バランスも取りやすいです。V8の加速と音が好きなら、M50iが候補になります。
- 40dかM50iかを決める(35dは予算優先の時)
- 年式と走行距離の範囲を決める
- 認定中古車か一般の販売店かを決める
- 整備記録と保証の残りを問い合わせる
- 実車でエアサスと画面の動きを確かめる
中古の価格は年式と走行距離、時期と地域で大きく変わります。条件を決めたら、在庫を絞って比べてみてください。
BMW X7買いたいドットコム
BMW X7の値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、BMW X7の値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
新車の後期と迷う方は、X7の値引き相場と交渉の順番 で新車の総額も見ておくと判断しやすいはずです。
次期型を待ってから中古を探す手もある?
『新型が出たら前期がもっと安くなる?』と考える方もいますよね。
BMWのCEOは、2代目X7を2027年にスパータンバーグ工場で生産開始すると話しています。日本の導入時期は2026年10月時点で発表されていません。
中古の値動きは、新型の情報だけで決まるわけではありません。今の状況は X7の次期型はいつ? で確かめておきましょう。
よくある質問
BMW X7の前期は何年から何年までですか?
日本では2019年6月24日の発売から、2022年11月15日に後期型が出るまでです。どちらも同じG07で、X7はG07が初代です。
X7の前期と後期でボディサイズは違いますか?
全長が前期5,165mm、後期5,170mmで、5mmだけ違います。全幅2,000mm、全高1,835mm、ホイールベース3,105mmは同じです。
前期のxDrive35dとxDrive40dの違いは何ですか?
どちらも直6ディーゼルです。40dは48Vマイルド・ハイブリッドが付き、トルクが35dの620Nmから700Nmに上がっています。
M50iは今でも選ぶ価値がありますか?
0-100km/hは4.7秒で、後期のM60i xDriveと同じ数字です。燃費は2021年4月版で7.5km/Lなので、燃料代に納得できるかで考えてみてください。
X7の旧型を中古で買う時の注意点は?
エアサスとランフラット・タイヤの状態、整備記録、保証の残りを確かめておきましょう。前期は消耗品の交換時期が重なりやすいです。
まとめ
- X7の前期は2019年6月から2022年11月までのG07で、X7の旧型はこれだけ
- ボディの大きさとホイールベースは後期とほぼ同じ
- ディーゼルは35dから40dへ変わり、40dは48V付きで700Nm
- 前期の新車価格は1,079万円から始まり、現行より350万円以上低かった
- 中古ではエアサス、タイヤ、整備記録、保証の残りを確かめる





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