BMW X7 xDrive40dのディーゼルは買い?燃費・軽油・性能を数字で判断

高速道路を走る大型SUVとX7の40dは買いかを問う見出し

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X7を検討していると、まず迷うのが「ディーゼルの40dでいいのか、V8のM60iまで行くべきか」ですよね。

結論から言うと、家族を乗せて長い距離を走る使い方なら、xDrive40dで困る場面はほとんどありません。2,560kgの車体を720Nmで押し出し、燃料は軽油、タンク80Lで航続距離にも余裕があります。

この記事では、40dのエンジンの中身と燃費、M60iとの年間コストの差を、BMWジャパン公式の主要諸元の数字だけで見ていきます。

目次

BMW X7 xDrive40dのエンジンとスペックは?

先に結論

xDrive40dは3.0L直列6気筒ディーゼルターボに48Vのマイルドハイブリッドを組み合わせた仕様です。システム合計で352ps・720Nm、0-100km/hは5.8秒(ヨーロッパ仕様の自社データ)です。

まずはカタログの数字を並べておきますね。値はすべて2026年8月以降生産車両の公式主要諸元(202608V1)です。

項目X7 xDrive40d(Excellence/M Sport共通)
エンジン型式B57D30B
種類直列6気筒DOHCディーゼル(ツインパワー・ターボ)
総排気量2,992cc
エンジン最高出力250kW(340ps)/4,400rpm
エンジン最大トルク700Nm/1,750〜2,250rpm
モーター9kW(12ps)/200Nm
システム合計259kW(352ps)/720Nm
変速機・駆動8速AT(パドル付)・4輪駆動(xDrive)
燃料・タンク軽油・80L
0-100km/h5.8秒(ヨーロッパ仕様・自社データ)
X7 xDrive40dのエンジンとモーターの出力の図解

『馬力はどれくらい?』と聞かれたら、エンジン単体で340ps、モーター込みのシステム合計で352psと答えるのが正確です。

排気量は2,992ccなので、税金の区分は「2.5L超3.0L以下」に入ります。ここは後半の税金の話で効いてきます。

最高速度については、日本の公式主要諸元には記載がありません。日本の道路で使う範囲なら、0-100km/hの5.8秒という加速の数字の方が参考になるはずです。

「ハイブリッド」「電気」って書いてあるけど、EVなの?

補足

X7に電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド(PHEV)はありません。BMWジャパン公式サイトのFAQでも、X7に電気自動車のラインアップは無いと案内されています。

価格表には「BMW 48V インテグレイテッド・ハイブリッド」と書かれているので、ハイブリッド車なのかと思う方も多いはずです。

実はこれ、いわゆるマイルドハイブリッドなんです。発進や加速の時にモーター(12ps・200Nm)がエンジンを手助けする仕組みで、モーターだけで長く走る車ではありません。

充電ケーブルをつなぐことも無いので、使い勝手は普通のディーゼル車と同じです。

『i40ってグレードは無いの?』という疑問もよく見かけます。海外にはガソリン直6のxDrive40iがありますが、日本には導入されていません。

日本で選べるのは、ディーゼルのxDrive40d(Excellence/M Sport)と、V8ガソリンのM60i xDriveの3モデルだけです。

X7 xDrive40dとM60i xDriveの燃費と燃料代の比較図

ディーゼルの燃費はどれくらい?M60iとの差は

40dのWLTCモード燃費は11.8km/Lです。M60iは7.9km/Lなので、カタログ上は約1.5倍の差があります。

燃費(国土交通省審査値)xDrive40dM60i xDrive
WLTC11.8km/L7.9km/L
市街地モード7.9km/L5.4km/L
郊外モード12.7km/L8.4km/L
高速道路モード14.2km/L9.4km/L
燃料タンク80L83L
満タンでのWLTC計算上の距離約944km約656km

ここで見てほしいのは、市街地モードの数字です。40dでも街乗りでは7.9km/Lまで下がります。

逆に高速道路モードは14.2km/Lなので、帰省や旅行で高速を長く走るほど、ディーゼルのよさが出やすいんです。

なお、40dのWLTC値は2025年3月生産分までは12.4km/Lでした。年式によってカタログ値が違うので、中古で比べる時は車検証の年式と合わせて見ておきましょう。

実際に走らせた時の燃費は、乗り方や季節でかなり変わります。実燃費の話は X7の実燃費とカタログ値の差 で詳しくまとめています。

軽油とアドブルーで、維持はどう変わる?

ディーゼルを選ぶ前に知っておくこと
  • 給油は「軽油」。ガソリンを入れない
  • 排ガス浄化用の尿素水(AdBlue)の残量表示を見る習慣をつける
  • 街乗りの短距離ばかりなら、燃費の差は小さくなると考えておく

ディーゼルの一番のメリットは、燃料が軽油なことです。一般的に軽油はハイオクより1Lあたりの単価が安く、しかも40dは燃費もいい。この二重の差が、乗るほど積み上がっていきます!

一方で、気になるのがアドブルーですよね。

アドブルー(AdBlue)は、ディーゼルの排ガスをきれいにするために使う尿素水の名前です。燃料とは別のタンクに入っていて、減ってきたらメーターなどに案内が出ます。

補充の間隔は走り方で変わるので、ここでは何km持つとは書きません。案内が出たらディーラーで補充してもらうか、点検のついでに見てもらうのが安心です。

『ディーゼルって音がうるさいんじゃない?』と心配する方もいます。X7は遮音性の高いアコースティック・ガラスが全モデル標準です。

気になる方は試乗で、アイドリング中の車内の音を確かめてみてください。窓を閉めた状態と開けた状態、両方で聞いてみるのがおすすめです。

よくある失敗

セルフスタンドで、うっかりハイオクのノズルを取ってしまうケースです。家族で運転を分け合う場合は「この車は軽油」と共有しておきましょう。

xDrive40dとM60iの年間コストを比べると

ここが一番知りたいところだと思います。年1万km走る場合で、燃料の量と税金を比べてみますね。

年1万km走った場合xDrive40dM60i xDrive差
使う燃料の量(WLTC計算)約847L(軽油)約1,266L(ハイオク)約419L
燃料代(仮に軽油150円・ハイオク180円/Lで計算)約12.7万円約22.8万円約10万円
自動車税(種別割・年額)50,000円75,500円25,500円
重量税の区分2.5t超3.0t以下2.5t超3.0t以下同じ区分

燃料の単価はあくまで計算用の仮の数字です。実際の価格は時期と地域で変わるので、自分の近くのスタンドの値段に置き換えて考えてみてください。

この仮の条件だと、燃料代と自動車税を合わせて年12万円台の差になります。5年乗れば60万円前後です。

ただ、車両価格の差はそれよりずっと大きいんです。

モデル(2026年8月以降生産・税込)価格40d Excellenceとの差
X7 xDrive40d Excellence14,590,000円ー
X7 xDrive40d M Sport15,010,000円420,000円
X7 M60i xDrive18,460,000円3,870,000円

M60iを選ぶと、40d Excellenceより387万円高くなります。M Sportとの差でも345万円です。

つまりM60iは「維持費の差を払ってでもV8の加速と音がほしい人」の選択肢なんです。コストで迷っているなら、40dを基準に考えて問題ありません!

V8の中身や旧M50iとの違いは X7 M60i xDriveの性能と価格 で見ています。

40dは誰に向いていて、誰に向いていない?

40dが合う人
  • 高速道路や長距離の移動が多い
  • 7人で乗る、荷物を積むなど重い状態で走ることが多い
  • 燃料代と税金を抑えたい
  • 給油の回数を減らしたい
M60iも考えたい人
  • 加速の速さやエンジン音を楽しみたい
  • 年間の走行距離が短く、燃料代の差が小さい
  • Mスポーツ・ディファレンシャルなど走りの装備を重視する
  • 予算に400万円近い上乗せの余裕がある

40dの720Nmは、エンジンの最大トルクが1,750rpmという低い回転から出ます。多人数で乗った時や坂道で、アクセルを深く踏まなくても車体が前に出てくれる感覚です。

例えばこんな場面です。

「7人乗せて高速の合流、パワー足りる?」
「40dでも0-100km/hは5.8秒。合流で困ることはまず無いですよ」

逆に、近所の買い物がほとんどで年間3,000kmも走らないなら、燃料代の差はそれほど大きくなりません。その場合は、好みで選んでいいと思います。

40dの中で Excellence と M Sport のどちらにするかは、エンジンは同じで見た目と足元の違いです。グレードの選び方は X7のグレードの違い でまとめています。

見積もりを取る時に見ておきたいこと

40dの見積もりの進め方
  1. Excellence と M Sport の両方で見積もりを出してもらう
  2. 6人乗りにするか(2列目コンフォート・シート 106,000円)を決める
  3. 付けるオプションを絞ってから総額を比べる
  4. 下取り車がある場合は、別の買取店の金額も手元に用意しておく

40dの2モデルは、エンジンが同じなので、総額の差は「グレード差42万円」と「オプションの積み方」でほぼ決まります。

工場装着のオプションは納車まで3〜4カ月かかる場合があると公式に書かれています。納車時期を急ぐ場合は、在庫車の仕様も聞いてみておきましょう。

中古の40dを探す場合は、前期(2019〜2022年)の40dは燃費やトルクの数字が後期と違います。G07前期は中古で買いか も合わせて見ておくと、比べやすくなります。

BMW X7買いたいドットコム

BMW X7の値段、先に相場を見ておく

今の車の買取相場と、BMW X7の値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。

無料今の車の買取相場を調べる

※相場は年式・走行距離・状態で変わります。

値引きの交渉の順番は X7の値引き相場と交渉の順番 で詳しく書いています。見積もりを取る前に一度目を通しておくと、話を進めやすいはずです。

よくある質問

BMW X7 xDrive40dの馬力はいくつですか?

エンジン単体で340ps、48Vモーターを合わせたシステム合計で352psです(公式主要諸元・システム合計は自社データ)。最大トルクはエンジン700Nm、システム合計720Nmです。

X7のディーゼルはハイブリッド車ですか?

48Vのマイルドハイブリッドを積んでいますが、充電して走るEVやPHEVではありません。日本のX7にEVとPHEVの設定は無いと、BMWジャパン公式サイトで案内されています。

アドブルーは自分で補充する必要がありますか?

残量が減るとメーターなどに案内が出ます。補充の間隔は走り方で変わるため、点検時にディーラーで見てもらうか、案内が出たら早めに補充しておくと安心です。

X7に排気量の小さいガソリン車はありますか?

日本ではありません。海外のxDrive40iは日本未導入で、ガソリン車はV8のM60i xDrive(4,394cc)だけです。

40dの最高速度は何km/hですか?

日本の公式主要諸元には最高速度の記載がありません。加速の目安としては、0-100km/hが5.8秒(ヨーロッパ仕様の自社データ)と公表されています。

まとめ

この記事の要点
  • X7 xDrive40dは3.0L直6ディーゼル+48Vマイルドハイブリッド、システム合計352ps・720Nm
  • WLTC燃費は11.8km/L、M60iは7.9km/L。満タンでの計算上の距離は約944km対約656km
  • 自動車税は40dが年50,000円、M60iが年75,500円
  • 車両価格は40d Excellence 1,459万円、M60iは1,846万円で、差は387万円(2026年8月以降生産・税込)
  • 長距離や多人数での移動が多いなら、40dを基準に考えてよい
BMW X7買いたいドットコム

BMW X7買いたいドットコム 編集部

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