当サイトの記事は編集部がメーカー公式情報などの公開情報をもとに独自に調査・執筆しています。記事内にはアフィリエイト広告を含む場合があります。
X7を買ったら、もう少し自分らしい見た目にしたい、と思いますよね。でも、1,400万円を超える車に手を入れるのは、ちょっと勇気がいるという方も多いはずです。
結論から言うと、X7のカスタムは「まず純正で選べるもの」から考えるのが安心です。エアサスや電子制御の多い車なので、足まわりやエンジンへの社外品は、保証や売る時の値段まで考えてから決めたいところなんです。
この記事を読むと、X7のカスタムの定番と、手を入れる前に確かめたいことが分かります。
BMW X7のカスタムは何から始める?
見た目を変えたいなら、最初に検討したいのは新車時の工場オプションとBMW純正アクセサリーです。社外品は、保証・車検・売る時の評価の3つを確かめてから選びましょう。
カスタムの種類ごとに、手軽さと気をつけたい点を並べるとこうなります。
| カスタムの種類 | 主なパーツ | 手軽さ | 気をつけたい点 |
|---|---|---|---|
| 外装の小物 | ミラーカバー、エンブレム | 手軽 | 色や質感の合わせ方 |
| エアロ | フロントリップ、サイドスカート、リアディフューザー | 中くらい | 最低地上高、センサー類 |
| グリル | キドニーグリル | 中くらい | 光るグリルとの相性 |
| マフラー | マフラーカッター、マフラー本体 | 中くらい | 音量の基準、車検 |
| 足まわり | ローダウン、リフトアップ | 難しい | エアサスの制御、保証 |
| エンジン | ECUチューニング | 難しい | 保証、故障のリスク |
| ホイール | 22〜23インチ | 中くらい | タイヤサイズ、チェーン |
『とりあえず見た目を少しだけ変えたい』という方は、上の2段から始めるのが気楽ですよ。
新車なら純正オプションで「カスタム済み」にできる
これから新車を買う方は、工場オプションで見た目をかなり変えられます。後から社外品を付けるより、保証の面でも安心なんです。
| 主な外装・内装のオプション(公式価格表202608V1) | 価格(税込) |
|---|---|
| M スポーツ・パッケージ・プロ | 269,000円 |
| アルミニウム・ランニング・ボード | 98,000円 |
| M カーボン・ファイバー・トリム | 179,000円 |
| スカイ・ラウンジ・パノラマ・ガラス・サンルーフ | 163,000円 |
| 23インチ BMW Individual Vスポーク914I バイカラー | 有償(見積りで確認) |
M スポーツ・パッケージ・プロには、M スポーツ・エキゾースト、ブルーのキャリパーの M スポーツ・ブレーキ、M ハイグロス・シャドー・ラインの拡大などが入っています(M60iはブラック・ハイグロスのキャリパーが標準)。
xDrive40d M Sport(15,010,000円)は、Excellence(14,590,000円)との差42万円で、M エアロダイナミクス・パッケージや22インチ・ホイールが付きます。エアロを後から付けるつもりなら、最初からM Sportを選ぶのも一つの手です。
ランニング・ボードを付けると、M Sportでは M サイド・シルが付かなくなります(公式価格表の注記)。見た目が変わるので、写真で確かめてから決めてみてください。
BMW純正アクセサリーには、ルーフに付けるキャリアやマットなども用意されています。純正品は車に合わせて作られているので、取り付けで困ることが少ないのもいいところです。
オプション全体の選び方は X7のオプションは何を付ける? で詳しく紹介しています。
エアロパーツとキドニーグリル
エアロ・フルエアロ
X7のエアロは、フロントリップやサイドスカート、リアディフューザーを足して、低く長く見せる方向が定番です。
ただ、X7の前後には駐車支援のセンサーやカメラがたくさん付いています。パーキング・アシスト・プロフェッショナルやサラウンド・ビュー・システムは全モデル標準なので、取り付け位置によってはセンサーの働きに影響することもあるんです。
- センサーやカメラの位置をふさがないか確かめる
- 最低地上高(標準で221mm)がどれだけ下がるか確かめる
- 段差や輪止めで擦りやすくならないか考える
キドニーグリル(光るグリル)
後期型(2022年11月以降)のX7は、「アイコニック・グロー」という光るキドニー・グリルが全モデル標準です。
『グリルを黒くしたい』という方も多いですよね。社外のグリルに替えると、光る機能が使えなくなる場合があります。
黒いグリルが欲しいなら、限定車 BLACK-α のようにブラックのアイコニック・グロー・グリルを採用した例もあります。前期型(2019〜2022年)は光るグリルではないので、社外グリルの選び方も前期と後期で変わります。前期と後期の見分け方は X7現行G07後期の特徴 で紹介しています。

ミラーカバー・マフラーカッターなど小物のカスタム
ミラーカバー
ミラーカバーは、カーボン調やブラックに替えるだけで印象が引き締まります。M60iには、ブラックの M パフォーマンス・ミラー・キャップが付いています。
ミラーには、ウインカーやカメラ、自動防眩の機能が入っています。かぶせるタイプか交換するタイプかで作業が変わるので、作業する前に確かめておきましょう。
マフラーカッター・マフラー
『もう少し後ろ姿を迫力ある感じにしたい』という方は、マフラーカッターを考えることも。
M60iには M スポーツ・エキゾースト・システムとダブル・デザイン・テール・パイプが標準で付いています。40dの M Sportにも、M スポーツ・エキゾースト・パイプ・デザインがあります。
- 交換後も車検の音量の基準に収まるか
- ディーゼルの40dでは、排気まわりの部品に影響しないか
- 後付けのカッターが熱で変色しないか
ホイール・タイヤ
ホイールを大きくするのも、X7のカスタムの定番ですよね。純正でも21インチから23インチまで選べます。
| ホイール | タイヤサイズ(前/後) | 扱い |
|---|---|---|
| 21インチ(Excellence標準) | 285/45R21/285/45R21 | 標準 |
| 22インチ(M Sport・M60i標準) | 275/40R22/315/35R22 | 標準 |
| 23インチ BMW Individual Vスポーク914I | 275/35R23/315/30R23 | オプション |
出典: BMWジャパン公式主要諸元・価格表。23インチのタイヤサイズは2023年版の公式価格表の記載です。
『社外の24インチを履かせたい』という方もいるかもしれません。ただ、タイヤの外径が変わると、メーターの表示や運転支援の働きに影響することがあります。
公式価格表では、X7のどのホイールにも「スノー・チェーンは装着できません」と注記があります。大きなホイールにするほど冬の備えは難しくなるので、雪国の方はよく考えておきましょう。タイヤの費用は X7のタイヤサイズと交換費用 にまとめています。
ローダウン・リフトアップはできる?
ここが一番迷うところですよね。X7は4輪アダプティブ・エア・サスペンションが全モデル標準なので、普通のバネの車とは考え方が違います。
- 運転席の操作で車高を上げ下げできる
- 走行モードやスピードで自動で調整される
- 保証や車検の心配が少ない
- エアサスの制御に手を入れることになる
- 乗り心地や部品の負担が変わることも
- 保証や売る時の評価に影響することがある
ローダウンは、エアサスの車高センサーまわりに部品を付けて、車が高さを誤って読むようにする方法がよく知られています。車高が下がる一方で、エアサスや足まわりに負担がかかることもあるんです。
リフトアップも同じで、X7は標準でも最低地上高221mmあります。悪路を走るためにどうしても上げたい、という事情がなければ、純正の車高調整で足りることが多いでしょう。
足まわりの仕組みは X7のxDriveとエアサス・後輪操舵 で、エアサスの故障や費用は X7のエアサス故障と交換費用 でまとめています。
ECUチューニング・コーディングの注意点
『もっとパワーが欲しい』という方は、ECUチューニング(エンジン制御の書き換え)に興味を持つこともありますよね。
X7の40dはシステム352ps/720Nm、M60iは530ps/750Nmです(公式主要諸元)。もともと十分な力があるので、チューニングでどれだけ速くなるかより、壊れた時の影響を先に考えておきたいところです。
エンジン制御や車の設定を書き換えると、関係する部分の故障が保証の対象外になる場合があります。新車保証やBMW CAREの内容は、手を入れる前に販売店で確かめておきましょう。
前期型の M50i もチューニングの話題になりやすいモデルです。ただ、中古で買う時に書き換えの履歴があるかどうかは、外から見ただけでは分かりにくいことも。購入前に整備記録を見せてもらうと安心です。
車検で気をつけたいこと
カスタムをする時は、車検に通るかどうかも大事ですよね。
- 車高が下がりすぎていないか(最低地上高の基準)
- タイヤやホイールが車体からはみ出していないか
- マフラーの音量が基準に収まっているか
- 灯火類の色や明るさを変えていないか
社外パーツを付けたままでは車検に通らないこともあります。施工店に「車検対応かどうか」を聞いてから選ぶと安心です。
カスタムした車は売る時どうなる?
X7は高額な車なので、売る時の値段まで考えておきたいですよね。
一般に、純正の状態に近い車ほど、買い手を見つけやすいと言われます。社外パーツが評価されるかどうかは、パーツの種類や状態、買い取る側の考え方で変わるんです。
| 状態 | 売る時に言われがちなこと |
|---|---|
| 純正オプション装着 | 装備として評価されやすい |
| 社外の小物(ミラー・エンブレム) | 大きな差になりにくい |
| エアロ・ホイール | 好みが分かれ、評価が割れることも |
| 足まわり・ECUの変更 | 慎重に見られやすい |
例えばこんなやり取りになることがあります。
「純正のパーツ、まだ持っていますか?」
「はい、外したものを全部保管しています」
外した純正パーツは捨てずに取っておきましょう。大きなグリルやエアロは場所を取りますが、売る時に付けて渡せると話がまとまりやすいんです。売る前に元に戻せると、選べる売り先が広がります。

色やラッピングで印象を変えたい方は、X7の色は何色ある?全ボディカラー一覧 も見てみてください。カスタムと色が売る時にどう響くかは、X7のリセールバリュー でまとめています。
これから購入する方は、オプションを含めた値引きの進め方を X7の値引き相場と交渉の順番 で確かめておきましょう。
よくある質問
X7のカスタムは何から始めるのがいいですか?
新車なら工場オプションとBMW純正アクセサリーから考えるのが安心です。社外品は、保証・車検・売る時の評価を確かめてから選んでみてください。
後期型X7の光るグリルは社外品に替えられますか?
社外のグリルに替えると、アイコニック・グローの光る機能が使えなくなる場合があります。対応しているかどうかを、パーツの販売元や取り付け店に確かめておきましょう。
エアサスのX7はローダウンできますか?
車高センサーまわりに部品を付ける方法がよく知られています。ただ、エアサスや足まわりへの負担、保証への影響があるので、販売店に相談してから決めるのが安心です。
ECUチューニングをすると保証はどうなりますか?
関係する部分の故障が保証の対象外になる場合があります。新車保証やBMW CAREの条件を、手を入れる前に販売店で確かめておきましょう。
外した純正パーツは取っておいたほうがいいですか?
はい。売る前に純正に戻せると、売り先の選択肢が広がります。保管場所があれば取っておきましょう。
まとめ
- X7のカスタムは、工場オプションと純正アクセサリーから考えるのが安心
- 後期型は光るキドニー・グリルが標準で、社外グリルでは光らなくなる場合がある
- エアロはセンサーやカメラ、最低地上高221mmへの影響を確かめる
- エアサスのローダウンやECUチューニングは、保証と売る時の評価まで考えて決める
- 外した純正パーツは捨てずに保管しておく





コメント